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Q1: ストックフォトって何ですか?
A: 風景・人物・イメージなど、いろいろなジャンルの写真家から作品を預かり、デザイナーや広告代理店などに広告制作のための素材として写真を販売する会社です。広告を作る企業側も広告の軸になるメインビジュアルはカメラマンを使って撮影しますが、その他のイメージカットなどは安価なストックフォトから購入て作るのがほとんどです。ストックフォト会社のサイトから必要な絵柄の写真を選んで契約、ダウンロードして使用されます。そこからポスター、パンフレット、新聞広告、チラシなど様々な媒体に使用されます。
Q2: 写真が使われるときは知らせしてもらえるのですか?
A: いいえ、写真家は販売業務を委託しているので、スットクフォト会社はその都度写真家に許諾を取りません。貸し出されて数ヶ月後に報告は来ますが、私が知る前にモデルのご家族から「今朝の新聞広告に載ってました。」などと教えていただく方が多いです。また掲載物ももらえることもまれなので、ほとんどお渡しすることが出来ません。ただ、何に使われるか事前にわからないと言っても、広告制作を目的として貸し出されていますので、おかしな使われ方をされることはありません。
Q3: 子どもの写真はどんなところに使われるのが多いですか?
A: 子ども写真は【安心】【健康】【家庭】【成長】など前向きな暖かいイメージがあるので、住宅・家電・流通・銀行・保険・製薬・教育などの企業の使用が多いです。パナソニックやベネッセなど大手企業のカタログ、ポスターなどから、スーパーや託児所のチラシなど地域のお店の広告まで様々です。また使われやすい絵柄は同じ写真が様々な業種に使われることもあります。
※ストックフォトから採用された作品
厚生労働省・内閣府ポスター東京三菱UFJ銀行ポスターSONYカタログこどもチャレンジDMヤマザキパンTV-CMマップル表紙
Q4: 怪しげなサイトなど、変なところに使われないですか?
A: ストックフォトでは利用規約で人物写真の使用に関する禁止事項として、【被写体の名誉や信用を毀損する利用、誹謗中傷目的、その他不法な用途のためにコンテンツを利用すること。】【公序良俗に反する目的で利用することや、公序良俗に反するか否かを問わず、ポルノや風俗産業、悪徳商 法、アダルトサイト、出会い系サイト、暴力団関係などのために利用すること。】と使えない項目を明確に定めていますので変な使い方をされることはありません。ネット上には幼児を扱った怪しげなサイトもあるようですが、そもそもその存在自体が法に反することですので、そのようなところに貸し出されたり使われることはもちろんありません。
Q5: 【肖像権使用同意書】はなぜ必要なのですか?
A: 写真に写っているモデルが広告に使用されることを承諾しているという証明になります。写真を使う企業も広告にした後で、写っているモデルから「勝手に使われた」とクレームをつけられると困るので、同意書が無いと借りてくれない訳です。ただし同意書を書いたからと言っても、Q4にあるように被写体の名誉や信用を毀損される利用はありませんのでご安心ください。
●名畑文巨が作品を預けているストックフォトは下記の2社です。この2社は国内最大手になります。
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